2011年10月31日月曜日

ワールドシリーズ第7戦!

ついに終わってしまいました。
結果はSTLの優勝。
TEXを応援していた私としては寂しいところですが、近年稀に見るエキサイティングなワールドシリーズであったことは疑いありません。
STLは第6戦の劇的な勝利で流れをつかんでいましたし、さらにホームでのゲームということでかなり有利な状況にありましたから、ある意味予想通りの結果ではあります。
私はホームで優勝を決めて喜ぶファンの姿が見たい派なので、これはこれでよかったような気がしますが。
TEXはこれで2年連続ワールドシリーズ敗退。
��年連続でワールドシリーズに進出したことを褒め称えるべきか、2度もチャンスを逃したことを責めるべきか・・・
しかしSTLはウェインライト抜きのシーズンで今季はダメかと思いきや、ワールドチャンピオンですからやはり野球ってわからないものですね。

とにかくこのシリーズはフリースとバークマンがよく働きました。
第7戦でもフリースが2打点の活躍を見せ、見事ワールドシリーズMVPに輝きました。
リーグシャンピオンシップとワールドシリーズで両方ともMVPを獲得した6人目の選手となりました。
個人的にはバークマンにもあげてほしかったんですが。印象度はフリースが強かったですからね。

STL 6 TEX 2

W: Carpenter (2-0)
L: Harrison (0-2)

それにしてもいいシリーズでしたね。
特に第6戦は球史に残るでしょう。

これからはストーブリーグが始まります。
アワードの発表もありますし、まだまだMLBから目を離せません。
個人的にはバーランダーがMVP投票でどれだけの票を獲得できるかが気になります。

2011年10月28日金曜日

ワールドシリーズ第4戦!

ワールドシリーズ第4戦の結果はちょっと予想していなかったものになりました。
��番手対決で結果は4-0でTEXの勝利。
私はSTL先発のジャクソンが鍵になると思っていましたが、それはどうやらTEX先発のホランドだったようです。
8.1回を無失点と、協力STL打線を完全に封じ込めたと言っていいでしょう。
何より前日に大当りしていたプホルスを押さえ込み、STLの勢いを削ぎました。
今回の試合は対照的だったと思います。
��四球の大乱調だったジャクソンと2四球で見逃し三振もいくつか奪うなど安定していたホランド。
TEXはこれでリリーフを休ませることができましたし、勝敗もタイに持ち込んだためにいよいよどうなるかわからなくなってきました。

TEX 4 STL 0

W: Holland (1-0)
L: Jackson (0-1)

ワールドシリーズ第6戦!

”凄い”

試合が終わってもその一言しか出てきませんでした。
そのくらい、言葉が出ないくらい凄い試合でした。
どんな試合だったのかはスコアが雄弁に語ってくれます。

TEX 1 1 0 1 1 0 3 0 0 2 0    9
STL 2 0 0 1 0 1 0 1 2 2 1   10

まさに両チームの特徴である打力がその力を発揮した試合と言えるでしょう。
それにしてもこれだけホームランが効果的に出た試合はなかなかないと思います。
それぞれ3本のホームランを放ちましたが、TEXは勝ち越しホームランが2本に点差を広げるホームランが一本、STLは逆転、追撃、サヨナラで一本ずつ打ちました。
この試合はバークマンとフリースがいいところで打ちましたね。
バークマンは逆転の2ランに10回に同点打、フリースは9回に同点打と最終回のサヨナラホームランと役者が決まっていました。
TEXもやっとハミルトンが打ち始めて、打線の調子は悪くありません。

明日の試合は楽しみですが、ここまで来たらどちらが勝つのか全く予想がつきません。
勢いがあるのがSTLなのは間違いないでしょうし、ホームということもあってSTLが有利だとは思います。
個人的にはTEXを応援していますが、こんな素晴らしいシリーズを演出してくれた2チームならどちらが勝っても拍手を送りたいと思います。

2011年10月25日火曜日

ワールドシリーズ第5戦!

勝敗もタイになっていよいよ面白くなってきたワールドシリーズですが、第5戦も緊迫感のある展開になりました。
先発は両チームともエース。
初戦ではSTLが粘りがちましたが、今回はTEXが勝ちました。
TEX先発のウィルソンはまたもや制球が定まらず5四球を与えてしまいます。
しかしそこはエースのプライドか失点は2点に抑えます。
カーペンターも内容は良かったんですが一発のあるTEX打線にソロ2本を浴びて同点にされてしまい、7回を投げて降板。
��回にはナポリが勝ち越しの2点打を放ち試合を決めました。

今日の試合は残塁に注目してみようかと思います。
STLの残塁数は12、TEXの残塁数は10。
ですがそれぞれの選手の残塁数を合計するとSTLは22、TEXは14と大きな差があります。
つまりSTLはチャンスを作っておきながらそれを悉く潰していたということですから大いにフラストレーションがたまったことでしょう。

もう一つこの試合で注目していたのはオガンドの起用法です。
このシリーズではいずれも期待を裏切ってきたオガンドですが、ワシントン監督の信頼は厚いようで、この緊迫した試合でも登板がありました。
結果は得点こそされなかったものの1回を投げて被安打2、四球3と非常に危ういものでした。
これを受けてもまだ彼の登板はあるのか気になるところです。

TEX 4 STL 2

W: Oliver (1-0)
L: Dotel (0-1)
SV: Feliz (2)

次はセントルイスに戻っての試合になります。
先発はルイスとガルシア。
どちらも前回登板では好投しましたが、今度はどうなるのでしょうか。
個人的にはやはりワールドシリーズは第7戦までもつれこんで欲しいのでSTLに勝ってほしいところです。
それにしても今年のワールドシリーズは面白い!

2011年10月24日月曜日

ワールドシリーズ第3戦!

今日はワールドシリーズ第3戦がありました。
TEXの本拠地での試合でしたが、流石アーリントンというべきか・・・前の2試合が何だったんだっていうくらいの荒れた試合になりました。
さて、第3戦の主役はなんといってもこの男、アルバート・プホルスです。
��打数5安打6打点で3打席連続本塁打と大暴れしました。
やっとお互いの打線が本来の力を発揮し始めたようで、両先発は早々にノックアウトされてしまいます。
後はTEXが出す投手がことごとく打たれて終わってみれば16-7の大差に。
TEXも湿りがちだった打線が打って7点をあげましたが、STL打線、主にプホルスがそれを上回りました。
TEXではハミルトンの、STLではホリディの不調が気になります。
両者ともに中軸をになっている打者なので、周りがよくても彼らが打てないと打線がつながりません。
TEXは三つのエラーが痛かったですね。
やはり守備でまずいプレーが出ると流れが悪くなります。

STL 16 TEX 7

W: Lynn (1-0)
L: Harrison (0-1)

このシリーズは好調なベルトレイ(TEX)、プホルス(STL)、不調のハミルトン(TEX)、ホリディ(STL)がそれぞれキープレイヤーになりそうです。

第4戦は先発がエドウィン・ジャクソン(STL)とデレク・ホランド(TEX)です。
ジャクソンは昨季ノーヒッターをやったように、ハマると素晴らしい投球を見せるので怖い存在です。
しかしプホルス、フリース、クレイグ、バークマンと好調な右打者が多いSTLにホランドでは少し厳しい気もします。
なんだか明日もSTLが打ち勝つ気が・・・

2011年10月21日金曜日

ワールドシリーズ第2戦!

本日はワールドシリーズ第2戦が行われました。
残念ながら打撃戦になるという私の予想は見事に外れてしまいましたが、本日もロースコアで緊迫した素晴らしい試合が展開されました。
先発投手はTEXがルイスでSTLがガルシア。
ルイスはまだしもプレーオフに入って不調だったガルシアがこれほど素晴らしい投球を見せるとは。
ルイスは6.2回を4安打1失点、ガルシアは7.0回を3安打無失点と両先発が素晴らしい投球で試合を作りました。
昨日の試合もそうでしたが、今日もオガンドが打たれてルイスの残したランナーを帰してしまいました。
彼に自責点がついた訳ではありませんが、2試合続けて打たれて勝ち越しを許すという結果はこれからのオガンドの起用法に少なからず影響を与えることになるでしょう。
��回まで1-0で好調のモットが登場したときはSTLが2連勝かとも思ったんですが、そこからTEXが頑張りました。
先頭のキンズラーがテキサスヒット(TEXだけに・・・いや、なんでもないです)で出塁し、そこからの展開は本当に緊張感あふれるものでした。
打席のアンドラスがバントの構えも見せる中キンズラーが二盗を試み、強肩のモリーナが二塁に送球します。
際どくも判定はセーフ。
今思えばあれで流れが完全にTEXの方に向いたんじゃないでしょうか。
ノーアウト2塁でアンドラスがセンター前に運び、キンズラーは本塁を陥れるところまではいきませんでしたがアンドラスが好走塁を見せてノーアウト3塁2塁というワンヒットで逆転の大チャンス。
��,2番が完璧なお膳立てをしたところでハミルトンが登場します。
そこでSTLはモットを諦め左のローズをマウンドに上げます。
ですがハミルトン、ヤングが連続で犠牲フライを放ち見事TEX逆転。
その裏はクローザーのフェリースが登板してランナーは出したもののきっちり抑えてTEXがWS1勝目を敵地で掴みました。

TEX 2 STL 1

W: Adams (1-0)
L: Motte (0-1)
SV: Feliz (1)

個人的には今回はSTLにとって仕方のない負けだったと思います。
あの場面ならモットで間違いありませんでしたし、少しアンラッキーなあたりもありました。
キンズラーの盗塁が失敗していれば結果は大きく変わったでしょうし、ワンプレイで流れが変わる瞬間をまざまざと見せつけられた気がします。

次の第3戦はアーリントンでの対戦となります。
今度こそは打撃戦が見られるのではと密かに期待しています。

2011年10月20日木曜日

ワールドシリーズ第1戦!

ついにワールドシリーズが始まりました。
このプレーオフの調子を見ると、エース対決ではCJ・ウィルソンが崩れてSTLが圧勝なんてことも有り得るかなと思っていたんですが、意外にも結果は3-2というロースコアに終わりました。
しかし決してCJの調子がよかったというわけではありませんでした。
5.2回で四球を6つも出してしまい、それでも3失点に抑えたんだから悪いなりの投球をしたということでしょう。
対するカーペンターは6.0回で四球1つと安定した投球を見せてなんとか1点リードで降板、その後のSTLのリリーフ投手は素晴らしいものでした。
残り3回を5人の投手で投げ抜き1点のリードを守りきりました。
流石名将ラルーサといったところでしょうか。

STL 3 TEX 2

W:Carpenter (1-0)
L:Wilson (0-1)
SV:Motte (1)



さて続いての第2戦はコルビー・ルイスとハイミ・ガルシアの投げ合いですね。
このプレーオフではガルシアの調子は良くなく、ルイスはまずまずという感じなので明日は打ち合いになるかもしれませんね。
TEXとしては本拠地に戻る前に一勝しておきたいところで、明日はそのチャンスが大いにあると思います。

2011年10月17日月曜日

MLBに関するブログを始めました。

今まで思っているだけだったことなど、私なりの考察を日々書いていこうと思います。

ワールドシリーズ!

今年もワールドシリーズ進出チームが決まりましたね。
今年のプレーオフはなかなかの激戦で楽しめましたが、あと最大で7試合しかないのかと思うと寂しくなってきます。
ワールドシリーズに進出したチームはセントルイス・カーディナルス(STL)とテキサス・レンジャーズ(TEX)です。

この2チームの今季の成績は

STL(90-72)

打率 .273 (リーグ1位)
本塁打 162 (リーグ6位)
出塁率 .341 (リーグ1位)
盗塁 57 (リーグ16位)
得点 762 (リーグ1位)

防御率 3.74 (リーグ8位)
被本塁打 136 (リーグ7位)
WHIP 1.31 (リーグ10位)


TEX(96-66)

打率 .283 (リーグ1位)
本塁打 210 (リーグ2位)
出塁率 .340 (リーグ4位)
盗塁 143 (リーグ4位)
得点 855 (リーグ3位)

防御率 3.79 (リーグ5位)
被本塁打 170 (リーグ12位)
WHIP 1.24 (リーグ2位)


もちろんリーグが違うので単純に数字を比較することはできませんが、どちらも打力がウリのチームです。
バッティングスタッツに関して気になるのは、STLの盗塁とTEXの出塁率です。
STLは盗塁数がかなり少なく、さらに本塁打も多いことは多いのですが飛び抜けているわけではありません。
それなのにリーグ1位の得点力。
もちろんリーグ1位の打率・出塁率によるところが大きいですが、かなり打線の繋がりがいいということですね。
そしてTEXは出塁率が気になります。
打率が高いのはもちろんいいことですが、STLに1分も打率で差をつけていながら出塁率はほとんど差がありません。
TEX意外と出塁能力のずば抜けた選手はいませんから仕方のないことなのかもしれませんね。

ピッチングスタッツは大きく差が出ています。
STLはエースのウェインライト不在の影響が大きいのか、ピッチングスタッツではあまり優秀とは言えません。
それに比べてTEXは驚くべき優秀さです。
リーグで飛び抜けた数字を残しているわけではありませんが、リーグ屈指のヒッターズパークを本拠地にしてこの成績は素晴らしいの一言でしょう。

レギュラーシーズンの成績だけを見ると総合的にはTEXが上回っていると言えるでしょう。
しかし短期決戦はどうなるか全くわからないものです。
正直MILの4本柱が崩れるとは思いませんでしたし。
ですが私はTEXが制して昨年の雪辱を晴らすと予想しています。