2012年3月4日日曜日

カンザスシティ・ロイヤルズ

このチームはほとんど全員が注目選手といってもいいと思います。
昨季はMLB屈指の充実度を誇るマイナー組織から次々と有望株がデビューして活躍しました。
今季予想される布陣はなんと全員が20代で、平均年齢は25歳に満たないという非常に若いチームです。
その中でも特に注目なのが、おそらくこの先オールスターの常連になるであろうエリック・ホズマーとマイク・マースタカスです。
ホズマーは昨季安定した活躍で新人王候補にもなり、ムースタカスは昇格して間もなくは適応に苦しみましたが9月にはOPS.960と対応してきました。
この二人が今季どれだけの活躍を見せるかは今季だけでなくチームの未来もかかっています。
それに加えて注目しなくてはならないのはアレックス・ゴードンでしょう。
有望株として大いに期待されてきた彼が崖っぷちに立たされた昨季ついに開花しました。
果たして昨季の活躍はフロックだったのか?それともついにその実力が花開いたのか?それは今季わかります。
野手では特にこの3人には注目です。

野手は有望株がメジャーデビューしてその実力を発揮していますが、うまくいっていないのが投手です。
全体1位指名投手のルーク・ホッチバーはエースと呼ぶには程遠い成績ですし、昨季中の昇格が予想されていたマイク・モンゴメリーは3Aでつまづくなど、期待通りにはいきませんでした。
ですがアーロン・クロウがリリーフで活躍してASに選ばれたり、グレッグ・ホランドが防御率1.80の活躍をしたりとポジティブな面もありました。
そんな投手陣で今季最も心配なのはホアキム・ソリアの出来でしょう。
近年リーグ最高のクローザーという地位を確率しつつあった彼が昨季は不振に陥りました。
気になるのは奪三振率が低下していることですが、果たして今季どうなるのか。
彼がもしダメでもブロクストン、ホランドといったクローザー候補はいますが、先発投手がイマイチなのでブルペンの層を厚くするためにもソリアには頑張ってもらいたいところです。

今年のASはカウフマン・スタジアムで開かれます。
外野には噴水があったり、景観が美しいことで知られているこのスタジアムは私も大好きです。
ここへKCから何人のプレイヤーが送り込まれることになるのか、楽しみにしたいと思います。