2013年6月12日水曜日

全米1位投手ゲリット・コール、ついにメジャーデビュー

パイレーツの期待の星ゲリット・コールがついにそのベールを脱いだ。
彼が全体1位でパイレーツに指名されたのは2011年のこと。
同期であるトレバー・バウアーやディラン・バンディは一足先にデビューを果たしているが、コールの道のりも順調そのものだ。
プロ一年目となった2012年にはA~AAAの三つのカテゴリでプレーし、防御率2.80 132.0回 136奪三振と文句のつけどころのない成績を残した。
二年目となった今季はスプリングトレーニングに参加し防御率3.60とまずまずの結果をあげ、開幕からAAAでプレーして防御率2.91とこれまた安定した数字を残した。
そして今日メジャーデビューを果たしたわけだが、結果は6.1回を2失点 2奪三振 無四球 被安打7で勝ち投手というものだった。
今季はAAAでも奪三振が少なく、そこが今後の課題になってくるだろう。
しかしデビュー戦でこの結果は上々。
ストラスバーグ程の鮮烈デビューとはいかなかったものの、初回先頭打者をいきなり99mphの速球で空振り三振にきってとるなど見せ場もつくった。
数年後にはリーグ屈指のパワーピッチャーへと成長し、パイレーツのエースになっている可能性は低くないだろう。
またパイレーツのマイナーには21歳の全米2位投手ジェイムソン・タヤンも控えており、コールとの二枚看板になることが期待されている。
パイレーツのマイナーには他にもハイレベルな有望株が投打に複数おり、既に活躍しているマッカッチェンやマーテもあわせて黄金期を築く下準備は整っている。
今季はチームも好調で、若手とベテランがうまく機能するハイブリッドなチームが出来上がっている。
長らく低迷していたパイレーツの逆襲はここから始まるのかもしれない。

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