2013年12月31日火曜日

2013年MLBを彩った10人のスター選手

2013年も終わりを迎えようとしているが、一年の締めくくりとしてこの2013年シーズンを彩った10傑を個人的に選出してみようと思う。
いずれも2013年の顔と言える選手であり、地域の枠を越えて全米を沸かせた選手ばかりだ。

☆ミゲル・カブレラ(タイガース)
2012年三冠王で、2013年は三冠こそならなかったものの2年連続となるMVPを獲得。
文句なしの現役最強の打者であり、MLB全体の顔になりつつある。




☆クリス・デイビス(オリオールズ)
2012年に33本塁打のブレイク、そして2013年は53本塁打の大ブレイクでカブレラを抑えての二冠王に輝いた。
後半に入って失速してしまったがオールスター前までで37本塁打を記録するなど前半に限っては怪物そのもの。
カブレラと違って完璧な打者というわけではないがパワーに特化した彼は今後も本塁打王争いに顔を出すことが多くなるだろう。




☆マイク・トラウト(エンジェルス)
2012年のセンセーショナルな活躍で一躍スターになったトラウトは2013年さらに洗練された打撃をみせMVP投票2位の大活躍で正真正銘のスーパースターになった。
これでまだ22歳。
今後もMLBの顔として十数年君臨していくはずだ。




☆マックス・シャーザー(タイガース)
ポテンシャルは一級品ながらなかなか一段上のステージに上がることができなかったシャーザーは2012年にリーグ2位の231三振を奪うと2013年は29歳にしてさらに進化し21勝をあげサイ・ヤング賞の栄冠を手にした。
この活躍が本物なのか否かは来季以降を見る必要があるが、とにかく2013年を代表する先発投手だったことは間違いない。




☆上原浩二(レッドソックス)
ダルビッシュ、岩隈、黒田などの日本人先発投手の活躍も目立ったが、やはり最も印象的な活躍を見せたのは上原だろう。
歴史的なレギュラーシーズンを過ごしクローザーに定着後はまさに無敵。
その勢いのままポストシーズンでも好打者たちを圧倒しワールドシリーズ優勝まで勝ち取ってしまった。
日本人という枠組みを超えて2013年のリリーフで最高の活躍と言っていいはずだ。




☆クレイトン・カーショウ(ドジャース)
レジェンドへとの道をひた走りつつあるカーショウはただでさえ圧倒的だったパフォーマンスをさらに一段上げ防御率1点台の世界へ。
ナ・リーグ、また投手有利の本拠地という要素を考えても彼が現在最高の先発投手であるということに異論をはさむ余地はない。





☆アンドリュー・マッカッチェン(パイレーツ)
弱小だったパイレーツをプレーオフにまで押し上げた立役者であり、初のMVPも獲得した。
守備も大きく改善され、より隙のない選手へと成長しつつある。




☆ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
上記のスター選手たちと比べるとまだ全米での知名度はそれほど高くないかもしれない。
しかし彼が2013年に残した成績は上記選手たちと比べても遜色はなく、今後間違いなくその名は知れ渡っていくはずだ。
メジャーデビューから順調に成長し2013年は二冠を制覇した。
2013年においてナ・リーグ最高の選手がマッカッチェンならナ・リーグ最高の打者はゴールドシュミットだったと言って間違いない。




☆ホゼ・フェルナンデス(マーリンズ)
2012年はトラウトが新人離れした活躍でMVP争いにも顔を出し一気に知名度を上げた。
そして2013年はこのフェルナンデスが新人離れした活躍でサイ・ヤング賞争いに顔を出しスター街道に足を踏み入れた。
まだ21歳のである彼はすでに怪物じみた完成度を誇っている。
多くのキューバ人選手が活躍した2013年だったが、その中でも彼の活躍ぶりは飛びぬけていた。
怪我さえしなければカーショウの牙城を崩してサイ・ヤング賞を獲得することも難しくはないだろう。




☆ヤシエル・プイグ(ドジャース)
彼の出現はMLBファンにとって大きな衝撃だった。
ワールドシリーズ制覇を目指す全米屈指の人気球団ドジャースが苦しむ中さっそうと登場し地区優勝の立役者にまでなったのだ。
いきなりスターになってしまった新人ならではの問題もある。
プレー面だけでなく私生活でも先日無謀運転で逮捕されるなど将来を危うくさせる要素がたしかにあるのだ。
しかし2013年に見せた輝きがMLBにおいて最高クラスだったことは確かだ。



2014年も面白いMLBであることを祈って2013年を終えたいと思う。
いつも見てくださっているみなさん、よいお年を。

0 件のコメント:

コメントを投稿