2013年12月12日木曜日

本気になったマリナーズがさらなる補強に着手

来季にかけるマリナーズの本気度はロビンソン・カノーを10年契約で獲得したことからも伺える。
既にこのオフの主役の1チームとなってなお、このチームはまだ補強の手を緩めるつもりはないようだ。
まずはブルワーズからFAになっていたコリー・ハートを1年6Mドル(出来高を含めれば最大7Mドル)で獲得した。
ハートは怪我が少なくない選手で、2013年は全休したため市場価値が下がっていたが直近3年連続で25本塁打&OPS.840以上という実績が示す通り怪我さえなければ30本前後を打つ主軸として期待できる選手だ。
一塁と外野を守ることができ、場面によって使い分けができるという点も素晴らしい。
年齢的にも31歳と悪くなく、これだけの選手を格安で獲得できたのは怪我が多いとは言え予想外だった。
マリナーズとしては是非とも欲しかった右打ちの強打の外野手だっただけに、まさにドンピシャの補強と言える。

またトレードでこちらも一塁と外野を守ることができる左打ちのローガン・モリソンを獲得した。
あまり層が厚いとは言えない外野を補強したということなのだろうが、トレード要員として放出したのがカーター・キャップスだったためにこちらは個人的には少々不可解なトレードだ。
キャップスは2年目の今季も好成績は残せていないものの23歳で100mph越えの速球を投じることができる将来のクローザー候補でもあった。
対して獲得したモリソンは低打率でパワーも特筆すべきほどではないない選手。
26歳と比較的若いが、マリナーズはリリーフもそれほど強力とは言い難いため、どうせ若い選手に賭けるならばキャップスの方がよかったのではないだろうか。
似たようなタイプで24歳のプライアーが使えそうな目処が立ったのでキャップスの方を放出したということなのだろうが、個人的にはどうせトレードの駒として使うなら複数絡めてもっと大物がとれたのではないかとも思う。
まあ決まってしまったものは仕方ないので両選手の活躍を願いたいのだが、いよいよ来季のマリナーズの陣容が楽しみになってきたのも事実。
これで現状予想されるラインナップは
C  マイク・ズニーノ
1B コリー・ハート
2B ロビンソン・カノー
3B カイル・シーガー
SS ニック・フランクリンorブラッド・ミラー
LF ローガン・モリソン
CF ダスティン・アックリー
RF マイケル・ソーンダース
DH ジャスティン・スモークorヘスス・モンテロ
といったところだが、ズニーノフランクリン、ミラーといった若い選手はプライス獲得が実現すればトレードされる可能性も高い。
今オフのマリナーズを見るにまだまだ動きはありそうで、その動向から目を離せない。

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