2014年1月24日金曜日

2014年注目プロスペクト

MLB.comから2014年版トッププロスペクト100人が発表された。
全体で1位に輝いたのはツインズの外野手バイロン・バクストンで、第二のトラウトになるのではないかと言われている5ツールプレイヤーだ。

さて今回はこの100人のトッププロスペクトの中からまだメジャー昇格を果たしておらず2014年中に昇格が見込まれる注目選手を5人紹介したいと思う。
彼らはいずれも私が個人的に注目している選手たちだ。
MLB.comの評価も併記するので参考にしてほしい。

*Scouting Gradesは将来性を20~80で評価したもの。平均値は50。

1.オスカー・タベラス(21)―カージナルス
全体3位 外野手部門2位
Scouting Grades: Hit: 75 | Power: 60 | Run: 50 | Arm: 60 | Field: 55 | Overall: 65
次々と好選手を輩出するカージナルスの次なるスター候補。
本来ならば昨季メジャーデビューして新人王争いを繰り広げるはずだったのが怪我により早々に離脱してしまい20歳でのデビューは叶わなくなってしまった。
2008年オフにドラフト外で入団し順調に階段を上ってきた。
クラスが上がっても特に打撃不振に陥ることがなく、打撃に関してはいきなり3割前後を打つこともできるだろう。
将来的に首位打者を狙えるレベルになるはずだ。

2.アーチー・ブラッドリー(21)―ダイヤモンドバックス
全体5位 右投手部門1位
Scouting Grades: Fastball: 70 | Curveball: 65 | Changeup: 50 | Control: 50 | Overall: 65
2011年の全体7位指名選手で、制球難がある程度改善され好成績を残したため評価が大きく上がった。
90mph中盤の速球を武器にするパワーピッチャーであり、縦に大きく割れるカーブとのコンビネーションで多くの三振を奪う。
今季はAAAスタートでそこでも好成績を残せれば今季中のメジャー昇格が見えてくるはずだ。

3.ジェイムソン・タヤン(22)―パイレーツ
全体16位 右投手部門5位
Scouting Grades: Fastball: 65 | Curveball: 60 | Changeup: 55 | Control: 55 | Overall: 65
2010年全体2位指名投手であり、ゲリット・コールの次にパイレーツファンを歓喜させる予定なのがこの男。
マイナーでのパフォーマンスは圧倒的という程ではないが完成度が高く、昨季のコールのようにシーズン途中でメジャーデビューを果たすだろう。
いずれは全体1位のコールと全体2位のタヤンのローテーションが出来上がるはずだ。

4.ジョージ・スプリンガー(24)―アストロズ
全体21位 外野手部門5位
Scouting Grades: Hit: 55 | Power: 70 | Run: 60 | Arm: 60 | Field: 60 | Overall: 60
2011年全体11位選手で、昨季はマイナーで圧倒的な成績を残した。
AAとAAAで135試合に出場し打率.303 37本塁打 108打点 OPS1.010 45盗塁でマイナーながら30‐40を達成している。
しかし161三振を喫するなど粗さも持ち合わせており、メジャーでつまづくとすればこのあたりか。
将来的な理想像はマット・ケンプで、いずれはメジャーでの40‐40も期待していいだろう。

5.カイル・ジマー(22)―ロイヤルズ
全体25位 右投手部門10位
Scouting Grades: Fastball: 70 | Curveball: 65 | Slider 60 | Changeup: 55 | Control: 60 | Overall: 60
2012年全体5位指名投手で、最速100mphの剛腕投手だ。
速球だけでなくカーブやスライダーなども高い水準にあり奪三振力が非常に高いが、それでいて制球も悪くない。
将来のロイヤルズのエースになる可能性が高く、今季途中にメジャーデビューを果たしロイヤルズが地区優勝を目指す上でのキープレイヤーになってもおかしくない。

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