2014年5月22日木曜日

マイナーリーグ この選手に注目!

今回はマイナーリーグの選手に注目したいと思う。
マイナーにはトッププロスペクトとして特に注目されている選手が多数いるわけだが、今回はその中でも期待値以上の大活躍を見せている選手を数人ピックアップする。
いずれも数年後にスターとなるポテンシャルを秘めた選手であり、今後も注目してもらいたい。

☆ジョーイ・ギャロ(20)−レンジャーズ
A+ 43試合 打率.342 18本塁打 39打点 出塁率.490 OPS1.252 4盗塁

2012年ドラフトにおいて1巡目39位指名を受けた強打の三塁手。
恵まれた体格から放たれる強打に魅力があり、昨季はルーキーリーグとA+を合わせて40本塁打という成績を残した。
その反面打率は低かったのだが、今季はしっかりとレベルに適応し高打率も記録している。
今季中のAAへの昇格はほぼ間違いなく、ベルトレとの契約が満了すればレンジャーズの次期三塁手はギャロが担う公算は高い。
将来的にはアーリントンの気候も相まって本塁打王を狙える大型選手になるだろう。


☆クリス・ブライアント(22)−カブス
AA 44試合 打率.323 12本塁打 37打点 出塁率.416 OPS1.026 5盗塁

2013年ドラフトで1巡目全体2位指名のエリート三塁手。
プロデビューした昨季も早速好成績を残しトントン拍子で昇格している。
今季中にAAAにも昇格するだろうが、カブスの三塁手には既に若いオルトがおり、トッププロスペクトの遊撃手バエズも将来的には三塁転向の可能性があることを考えても早期のメジャー昇格までは難しいだろう。
トレードを絡めてポジションを空けることになるが、ブライアントはカブスのファーストオプションであり、彼を再建の切り札と考えているのは間違いないだろう。


☆ジョク・ペダーソン(22)−ドジャース
AAA 44試合 打率.359 14本塁打 29打点 出塁率.463 OPS1.116 13盗塁

2010年ドラフトで11巡目352位で入団した外野手。
全てが平均以上の万能性がウリだったが、ここにきて打撃の成長が凄まじい。
プイグという稀代の外野手の擁するドジャースの外野は将来安泰だと感じさせられる。
立ちふさがる障害は、ドジャース外野陣はそれぞれ長期契約を抱える選手たちで埋まっているという点。
プイグ、ケンプ、クロフォード、イーシア、そして彼らのおかげで出番が少ない強打者ヴァンスライクもおり、充実しすぎている。
オフに噂があったようにケンプをトレードするのか、それともペダーソンをトレードの駒にしてしまうのかドジャースの決断が見物だが、どこでプレーすることになろうともペダーソンは5ツール揃ったスターになるポテンシャルを秘めている。


☆グレゴリー・ポランコ(22)−パイレーツ
AAA 44試合 打率.374 5本塁打 39打点 出塁率.435 OPS1.033 10盗塁

2009年にドラフト外で入団したアスリート外野手。
パイレーツにはマッカッチェン、マーテという2人のアスリート外野手が既に活躍しているが、近いうちにそこに加わることになるだろう。
高い次元で5ツールが揃っており、将来的には左のマッカッチェンになれるかもしれない。
このまま活躍が続けば今季中のメジャーデビューが現実のものになるだろう。


☆アンドリュー・ヒーニー(22)−マーリンズ
AAA 4勝2敗 防御率2.35 53.2回 52奪三振 13四球 2被本塁打 WHIP1.08

2012年ドラフト1巡目9位でマーリンズに入団した左投手。
体格的にもずば抜けているわけではないが90mph前半の速球と質の高いスライダー、チェンジアップを武器にバランスがよく安定している。
ただ結果を出しているだけでなく内容もよく、同じくマーリンズのフェルナンデスのように支配的な投球はできなくとも安定して結果を残せるタイプだ。
フェルナンデスがトミー・ジョン手術で今季全休となったことでメジャーでの出番は予想以上に早く訪れるかもしれない。
 


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