2014年10月6日月曜日

ロイヤルズ、オリオールズが次のステージへ

今日はナ・リーグが移動日のためア・リーグの2試合のみだったが、その試合でリーグチャンピオンシップシリーズへ進むチームが決まった。
ロイヤルズ、オリオールズの2チームだ。
激戦区東地区を勝ち抜いたオリオールズがタイガースを打倒したことは大きな驚きではないが、ワイルドカードから勝ち上がったロイヤルズが両リーグトップの98勝をレギュラーシーズンで挙げた強力なエンジェルスをスウィープしたことは驚くべきことだろう。
エンジェルスは主力の不調が響いたが、それ以上にこのサプライズの原動力となっているのはおそらくロイヤルズの勢いだ。
ワイルドカードゲームでの衝撃的なゲームを経てここまで来た勢いはもはや本物。
次の相手は強力オリオールズとは言えここまで来たらそれすらも飲み込んでしまいそうな雰囲気がある。
久方ぶりのポストシーズンにロイヤルズは選手のみならずファンも興奮のうずに巻き込まれている。
地力はどうしても他の出場チームに劣るだろうが、他チームにとって今のロイヤルズは最も大きな脅威だ。
個人的には応援していたエンジェルスが敗退したことに失望を隠せないのだが、こうなったロイヤルズに一つの伝説を作ってもらいたいとも思う。

ロイヤルズ 8-3 エンジェルス 3勝0敗でロイヤルズがALCSへ進出
タイガース 1-2 オリオールズ 3勝0敗でオリオールズがALCSへ進出




2 件のコメント:

  1. スカーバラ2014年10月8日 21:58

     今年のア・リーグ優勝決定シリーズはオリオールズ対ロイヤルズという組み合わせになりました。シーズン開幕前にこの二チームがア・リーグの優勝を争うと予想した人がどれだけいたでしょうか?
     おそらく大方の予想は「どうせヤンキース対レッドソックスあたりになるんだろう」というものだったと思います。しかし、金満二球団はプレーオフにすら出られず、オリオールズ、ロイヤルズが見事な戦いぶりで大舞台に出てきました。

     現状、両チームの力は伯仲していると思います。投手力も攻撃力もほぼ互角。大きな違いはオリオールズは長打力ではるかに上回り、ロイヤルズは機動力で明らかに上だということ。この攻撃力の質の違いがどう試合を左右するかが見物です(双方の球場の広狭も影響しそう)。

     正直、私は困っています。私は「優勝から遠ざかっているチーム」や「優勝したことのないチーム」「長期にわたって低迷していたチーム」等を応援することが多いのですが、今回はそれでは決めがたいからです。オリオールズもロイヤルズも世界一から長く遠ざかり(オリオールズ1983年、ロイヤルズ1985年が最後)、どちらのチームも長期にわたって低迷し(オリオールズは90年代にかなり強かった時代があったが)、どちらも地道にチームを強化して上がってきました。「どっちも勝たせたい」というのが本音ですね。
     今のところ、私はややオリオールズ寄りのスタンスでいます。ちょっとの差ですが最後の世界一からの時間が長いことと、日本人の青木選手のいるロイヤルズはほっといても多くの人が応援すると思われるからです。ただ、どちらがア・リーグ優勝を果たしてもナ・リーグの王者には勝ってほしいですね(相手はカーディナルスかジャイアンツ。どっちが出てきても強敵です)。

     さて、ここからは負けた二チームについて。まず、エンゼルス。ここが負けたのは驚きました。あっさりとロイヤルズを片付けるだろうと思っていたからです。ところが、信じられないほどの打撃不振で本拠地でまさかの連敗(投手陣は好投していたのに)。そうなるともうロイヤルズの勢いを止められず、目覚める前にシリーズが終わってしまいました。地区シリーズは5試合しかないので番狂わせが起きやすいですし、ロイヤルズの勢いは素晴らしかったが、それにしてもエンゼルスは悪すぎた感があります。なぜそうなったのか。ちょっとわかりません。
     もう一つのタイガースは「弱いリリーフ投手陣」という明白な弱点があり、また、ヤンキース、レッドソックスの金満二球団を退けたオリオールズが強いのは確かなので、ある程度予想通りの敗戦だったかもしれません。しかし、サイヤング賞投手三人の豪華先発陣、ミゲル・カブレラ、ビクター・マルティネスを中心とした強力打線は、十分にオリオールズに対抗しうるものだっただけに寂しいですね。勝てる試合だった第2戦を落としたのが痛かったですが、もしも8回にバーランダーの後を継いだサンチェスを続投させていたら勝てたのではないかとも思います。どうして前日打たれまくったチェンバレン、ソリアに任せてしまったのか?ここは監督1年目のオースマス監督の経験不足が出てしまったと思います(これに対して百戦錬磨のショーウォルター監督は流石だった)。
     エンゼルスもタイガースも今回の敗北の反省を生かして補強等に努めてほしいですね。

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    1. コメントありがとうございます。
      意外な組み合わせとなったALCSもいよいよ始まりましたが、今のところロイヤルズがアウェイで2連勝とノリに乗っています。
      それも少々意外な展開でのロイヤルズの勝利となりました。
      未だ無敗の彼らはどこまでいけるでしょうかね。

      負けた2チームについてですが、エンジェルスはポストシーズンでは過去に大活躍したプホルスはもはや衰えを隠せず、頼みのトラウトも初のポストシーズンで若さが出てしまったという感じがします。
      また、ラッキーボーイ的な存在が不可欠となるポストシーズンにおいて、そういった選手が出てこなかったのも彼らの敗因となったでしょう。
      タイガースはおっしゃる通りリリーフが大きな課題です。
      サイ:ヤング賞投手3人で3連敗してしまったわけですが、やはりポストシーズンにおいては調子によって早めの継投なども非常に重要になってきますから、そういったオプションに乏しいタイガースはその辺りを今後整備していくことになるでしょう。

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