2015年6月10日水曜日

カルロス・コレア 待望のメジャーリーグデビュー

2015年のMLBドラフトが行われた同日、アストロズから2012年の全体1位指名選手カルロス・コレアが20歳でのメジャーデビューを果たし、メジャー初ヒットと初打点をあげた。
彼はプエルトリコ出身で初の全体1位指名選手であり、将来を嘱望される大型ショートストップだ。高卒でアストロズと契約した彼はプロデビュー2年目からその才能の片鱗を見せ始め、マイナー4年間通算で打率.313 25本塁打 OPS.883という好成績を残している。特に今季のAAでの活躍は凄まじく、MLB全体のプロスペクトの中でも最高の逸材であることは確かだ。AAA昇格後には成績を落としたため、メジャーの水に慣れるのにも少し時間がかかるかもしれないが彼がスーパースターの仲間入りを果たすのもそう遠くないだろう。現在のMLB、特にア・リーグにおいてはショートの好打者が不足している。ア・リーグにはトロイ・トゥロウィツキやジョニー・ペラルタといった攻撃力の高いショートがいくらか見られるがア・リーグにはそれに匹敵する選手は存在しない。コレアはそういった状況を打破する上で重要な存在であり、なおかつ現状地区首位を走るアストロズのさらなるブーストになることを期待される。ましてや全体1位指名選手だ。彼がショート版トラウトと言えるような活躍を見せることができるのか期待したい。


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